あいつとララバイで、研二くんの 750RS が
本格的にチューンアップされる首都高編。



この話の内容も肉厚で、とっても興奮しますね。
登場するオートバイやキャラクター達もイカしていて
人気のあるストーリーの一つだと考えています。


シンデレラ編で登場した おやっさんの過去や凄さが
暴かれたり、何と言っても登場する車両の GSX750S 
ブルーに塗装されていて、それもフルチューン!かっこいいです。

カスタム好きの中年男性はフルチューンと言う言葉だけでも
なぜか興奮しませんか?(笑)

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(あいつとララバイ27巻より)



話の内容も かつて、おやっさんと仲間であった 悲運の天才
ライダー 首都高のキング 
その呪縛のような存在を解き放つかのように、自分の最高傑作
GSX750S を打ち負かすため、750RS をチューンアップし

対抗させる話は少し複雑で せつない話にも感じます。

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(あいつとララバイ28巻より)



キングの速さは、もともとライダーとしての素質を持っていた事も
ありますが、もう一役買っている根源として紹介されるのが
杉本塾の存在ではないでしょうか?




杉本塾は最速のプライベートチームを目指す杉本鉄彦の
元に集まった命知らずの走り屋集団です。
なんとも怪しげで、男心をくすぐります。



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(あいつとララバイ29巻より)


この怪しく存在を印象付け、どことなく古臭いようなネーミング 


個人的には陸軍中野学校から名前が来ているのではと考えています。


小野田寛郎さんが帰還され その存在が暴かれたスパイ学校
確か別名中野塾っと呼ばれていたと記憶しています。



キングの速さも努力と訓練?(練習)の結果生まれたものだと
勝手に裏付けています。(笑)

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(あいつとララバイ29巻より)
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(あいつとララバイ29巻より)




また 最近個人的に気になり、ここからもインスパイア
されたのではっと考えていますのが、プレスライダーです。


以前頂いたコメントの中にプレスライダーっとワードがありました。
勉強不足でプレスライダーの知識がなかったのですが、
調べてみると とても興味深く、ワクワクします。



まだネットやFAXなどもない時代に、最新のニュース記事や写真を
いち早く新聞社に届けるため、オートバイが手段として使用
されていたそうです。



各新聞社は何処よりも速くニュース記事にするため、届ける
ライダーには 確実である事は言うまでもなく、何よりも
速く届ける事(スピード)が要求されていたそうです。


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(あいつとララバイ6巻より)




各社で競い合う事でライダーには かなりの運転技術が
求められていたそうで、プレスライダーが職業である事は
必然的に運転技術がある事を証明しています。
  

実際プレスライダーに遭遇したオートバイ乗りの話では
後ろから凄いスピードで走ってきたプレスライダーが

そのままではお互いのハンドルやミラーが接触しそうな場面を、
瞬時にフロントを持ち上げ(一瞬のウイリー走法)回避し
抜き去って行ったそうです。

高度な運転技術を目の当たりにし、当事者の方も現実
なのか幻を見たのか 自分の目を疑うように記憶として
残っているそうです。

(YouTubeでのMOTARO代表 西池耕二さんのお話が
    面白く抜粋させて頂きました。  スイマセン )





高い運転技術が求められるプレスライダーは、一般のオートバイ
乗りの憧れの存在であり、
(当時は頂天の存在と言う方も多かったそうです)

ハイスピードで走る姿は側から見たら
命知らずのバイク乗りに見えたのではないかと考えます。



またプレスライダーの乗るオートバイは特徴的で、

一般の車を縫うように走るため、すり抜けしやすいように
ハンドルを絞り、車幅を縮め 雨風の中も走る事もあるので
風防の装着。
フロントには社名が付いた旗を掲げられていたそうです。


絞りハンドル、風防や旗棒の装着は暴走族のイメージが
ありますが、プレスライダーの仕様だったのですね!


現実に存在していた、速さを追求されたプレスライダー
情報不足で まだまだ勉強不足ですが、
各社でもチーム名なども有るらしく、何かドラマがあるように
感じます。


楠みちはる先生も同様な職業をされていらっしゃったので、
プレスライダーの凄さを認識されていると考えます。

命知らずの走り屋集団 杉本塾は、僕よりも大人の方達が知る
オートバイ乗り、プレスライダーからインスパイアされたのでは
ないかと考えています。


そのような情報を元に着眼してみますと杉本塾はハンパない(笑)
走り屋集団であると受け止める事ことが出来ます。
周りのライダーからも、グループ全体 メンバー全員が
一目置かれる存在だったと思われます。



その中で一番速かったライダーが、首都高のキングですが
キングはおやっさんが自ら口説き、メンバーに加入させた
存在です。


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(あいつとララバイ29巻より)



世界5指に入ると言われている、おやっさんがライダーとして
惚れ込み、キングの所有車 GSX750S を全力を注ぎチューニング
するのですから キングはおやっさんにとって特別な存在で、
飛び抜けたライダーであった事が受け取れます。


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(あいつとララバイ27巻より)

二番目に速かった白バイ隊員の沢井のはちょっと乗り気では
なかったぽいですね(笑)
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(あいつとララバイ29巻より)
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(あいつとララバイ29巻より)


首都高で無敗の存在のキング! 勝負を挑み勝利を願う
主人公の研二くんの話ですが、

キングの目線で考えますと、研二くんの存在はどのように
映ったのでしょうか?

 
今自分を打ち負かそうとしている 少年が乗るオートバイは
かつて 共にレーサーを夢見た仲間、杉本鉄彦が
チューニングした 750RSです。

対キング用に造られた事はわかっていると思います。
おやっさんの考えを察し得る事や、単純に走る事を
喜びとして感じる事が出来たのでしょうか?

イロイロと考えさせられる事が多い話ですが

首都高のキング編 この話はカッコよすぎです!

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(あいつとララバイ27巻より)